2021年から2022年へ

もうすぐ
感謝感謝の2021年が過ぎゆく。
思えば2021年は苦難の年でありました。

今日は少し書きつづろう。

山形県天童市にある奥羽山麓。
車がやっと入ってこれるような場所に、花輪さくらんぼ園があります。
奥羽の山々が育んだ大自然と、山形盆地が一望できる園地。
それに、気軽にアットホームな気分でさくらんぼ狩りができるのが自慢だ。

その園地へは、ガタガタ砂利道を通ってこなくてはなりません。
こんな山奥のこの土地に、毎年訪れてくれるお客様の笑顔がうれしくて
喜んでもらえるのがうれしくて
さくらんぼ栽培を続けてきた。

ただそれだけでした。

そして、その先にきっと目指すものがあると信じ、
今日まで続けてきたさくらんぼ栽培。
ところが、2021年のシーズンを前に
父が突然他界してしまいました。
いつも二人三脚でやってきたさくらんぼ栽培。
この先の作業はどうして進めていくのか。
シーズン直前での不安とショックに押し潰されそうだった。

そのことに加え、2021年の山形県産さくらんぼは、
霜害で記録的な大凶作となった。
花輪さくらんぼ園はどうだったかというと、
1か所の圃場が霜で全滅したものの
さくらんぼ狩りができる園地は、幸いにも霜害を免れて実をつけてくれた。
「さくらんぼ狩りがオープンできない」
仲間達の悲痛な叫びがあちこちから聞こえてくる中、
春に進めていた父の作業を無駄にしない為にも
また、
「コロナ禍の中で、さくらんぼ狩りを楽しみにしている人のためにも」
勝手に使命感を感じて、オープンに向けて進むことを決意する。

作業を行ってみると思うように進まないが、
次期をs少しだけ早めて作業を進めればなんとかなった。
そして、家族やスタッフの協力を得ながら、
なんとかオープンまでたどり着くことができた。

オープン中は、至らない事が多々あってご迷惑をおかけした事もありましたが
なんとか、花輪さくらんぼ園チーム一丸で乗り越えた一年でした。

そして今、2022年のさくらんぼシーズンに向けて作業を開始しています。
お客様に安心してさくらんぼを食べてもらえるようにと
今シーズンから化学肥料の使用を抑え、有機肥料メインでやってきた。
それをさらに全圃場で行い拡大して参ります。
きっとおいしいさくらんぼとなることでしょう。
いや、絶対美味いさくらんぼになるべ!

次は、雪中の剪定作業へと移行していきます。
作業は、このブログやSNSで紹介していきます。
またサプライズもあるかもしれませんよ!?
時々ご覧になってみてください。

2022年もがんばります。
これからも
花輪さくらんぼ園をよろしくお願いします。

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